2015年10月25日

維新、本家争い長期化も 大阪系「臨時党大会」で「解党」を決議 松野代表「無効だ」

25日朝刊2面【総合・政治】
 維新の党が除籍(除名)処分した馬場伸幸衆院議員ら橋下徹大阪市長に近い大阪系議員は24日、大阪市内で「臨時党大会」を開き、新党結成に向け、維新の「解党」と政党交付金の国庫返納を決議した。松野頼久代表は同日夜、「到底認められず無効だ。代表が私であることに変わりはない」と批判した。双方とも法的手段に訴える構えで、維新の「本家争い」は長期化しそうだ。
 臨時党大会では松野氏に代わる代表として、馬場氏を選出した。馬場氏は大会終了後、総務省に「解散届」を提出する意向を表明した。時期については「1週間では無理だ。決まっていない」と述べるにとどめた。
 橋下氏は大会後、ツイッターで「議決権を有する特別党員が集まる党大会での過半数の決定が全てだ」と主張した。大阪系議員のほか、下地幹郎衆院議員ら国会議員20人が参加。大半が橋下氏が31日にも発足させる新党「おおさか維新の会」に加わる見通しだ。
 一方、松野氏ら執行部は臨時党大会に参加した議員の処分などを検討しており、26日に開く党紀委員会で対応策を探る。大阪系が解散届を提出した場合、異議を申し立てる構え。24日夜には高市早苗総務相宛てに解散届を受理しないよう申し入れた。
 延期していた代表選は11月末に実施する意向だが、党員名簿などを管理している大阪系は応じていない。今井雅人幹事長は「法的措置を含めて考えたい」としており、橋下氏も「互いにどんどん刑事告訴すればいい」とけん制している。
 政党交付金の交付や政党の解党を決める総務省は「双方の主張を聞く。解党届を受理するか判断はできない」(幹部)と説明。対立が長期化した場合、維新の来年分の交付金が出ない可能性もある。


「ウチが本家だ」、「いや、ウチが元祖だ」、世間ではよくあるお話です。
結局は権力闘争なわけで、国民には関係のない内輪もめで別れるの、別れないのと争っているわけです。
しかし、他人の離婚騒動ならまだしも、事は国政政党なのですから、私たちに関係ないで済ましておくわけにもいかないでしょう。
橋下氏が創立した「大阪維新の会」を母体に、自民党、民主党、みんなの党を離脱した議員が加わり国政政党「日本維新の会」が発足、そこに石原慎太郎氏ら太陽の党などが参入、その後、渡辺喜美氏の失脚に伴いみんなの党が分裂してできた江田憲司氏率いる結いの党と合流し、「維新の党」と衣替えしたわけです。
こうやって簡単に流れを説明しただけでも、相当の合従連衡と分裂を繰り返してきてますが、そもそも「大阪維新の会」自体も自民党などの大阪府議、大阪市議が核となっていたのですから、最初から既存政党の離脱者を寄せ集めた「新党」だったのです。
ここが、この党の悲しいところで、いろいろな出自や考え、イデオロギーを持つ人達が集まったのは、橋下氏という「カリスマ」に期待してのことで、その橋下氏が抜けてしまえばただの烏合の衆だったというのが今回の背景にあります。
このあたりは、民主党の出来方とも違っており、個人商店と揶揄されたみんなの党と近いのかなと感じます。

行き詰まりをみせてきた橋下商店の創業者が突然、経営から降りてしまい、残った番頭さんたちが東京と大阪で別れようと話をしていた、東京店はスーパー岡田出身者だったので、できれば店を解散させスーパー岡田に再就職したい、大阪店は創業の地に戻って地域店として頑張りたい、店の資産は東京と大阪で頭割りで分けようとしていた最中、大番頭が出てきて話をぶち壊した。
東京の番頭は役員会をひらき、大阪店店員は全員解雇、資産も1銭たりとも渡さないとしてきたので、大阪は創業者の入れ知恵で、東京の番頭は偽物だ、身分を詐称している、俺らを解雇する権限もない、橋下商店は解散すると店員の過半数以上を集めて決議。
対する東京も、あっちこそ偽物だ、店員総会は不成立だし決議も無効だ、今のところこんな所でしょう。
ご案内のとおり、政党は憲法で保証されている結社の自由の観点から、企業などと比べ規制法が少なく、党規約が法的判断の際に大きなファクターを占めています。
規約は自分たちで勝手に決めてますので、公序良俗さえ侵さなければ、都合のいいように作られるもので、維新の規約も橋下氏が作ったのか、内容がかなりスカスカです。
どっちでも取れるような穴だらけの規定なので、今回も東京と大阪で自分たちに都合のいい解釈を繰り広げてるだけであり、法的に云々なんてレベルの話ではありません。
従って「解散だ」、「いや、違法だ」と言って、判断を求め駆け込まれる総務省や裁判所もエライ迷惑でしょう。
ただ、橋下氏もこうした事態を予測してか、こちらに大義ありという世論への訴えを重視し、昨日の「臨時党大会」も「ちゃんと手続きを踏んでますよ」という演出にポイントを置いていました。
役所や司法の判断なんてのは世論次第だ、と見切っているからこそ、少々アクロバティックな論法でもって「臨時党大会」を実施したのだと思います。
こうした「ギャラリーにみせる」喧嘩なら、橋下氏の方が江田氏や松野氏より何枚も上手ですし、何をやってくるか分からない相手にリーガルマインドだけで対応しようとした東京側は重大なミスを犯したことになります。
世論がどう動くのか、これが維新騒動の勝敗を決すると考えています。
posted by 泥酔論説委員 at 10:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>「ウチが本家だ」、「いや、ウチが元祖だ」、世間ではよくあるお話です。

SDガンダムでもそういうのあった
元祖!正統!本家!で争ってた
Posted by zalmon at 2015年10月26日 05:12
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