2012年08月07日

米探査機が火星着陸、生命痕跡を調査へ NASA「金メダル級の仕事」

7日朝刊38面【社会1』パサデナ〈米カリフォルニア州〉=共同
 米航空宇宙局(NASA)は5日午後10時半ごろ(日本時間6日午後2時半ごろ)、過去最大の探査機「キュリオシティ」が火星の赤道付近にあるゲイルクレーターへの着陸に成功したと発表した。
 今後、約2年かけて火星に生物が存在できる環境があるかどうかや、過去にそのような環境があったかを調べる。火星の生命の痕跡を探る活動が本格的に始まった。
 記者会見したNASAのボールデン局長は「驚くべき仕事を成し遂げた」と関係者をたたえ、チームの一人は「金メダル級の仕事だ。チームは米国のヒーローだ」と興奮した様子だった。
 キュリオシティは全長約3メートル、重さ約900キロと、軽乗用車ほどの大きさの6輪車。着陸は、上空に浮遊する母船からワイヤでつり下げられ、ゆっくり降りる「史上最高の難度」とされる新手法だった。NASAは大気圏突入から着陸まで「恐怖の7分間」と呼んでいたが、無事に乗り切った。探査機が直接、車輪で着陸したのは史上初めて。
 キュリオシティは着陸直後、火星の表面を写した画像を地球に送信、NASAの技術力の高さを見せつけた。機体や機器を調整後、搭載する10種類の観測機器で、土壌や岩石から生命の痕跡といえるアミノ酸などの有機物の存在を調べる。
 キュリオシティはカプセルに納められた状態で、秒速約6キロのスピードで火星の大気圏に突入。着陸時には、周辺の上空を運用中のNASAの探査機2基が周回し、地球との交信を中継した。



アメリカってのは凄いもので、超音速で火星の大気圏を突き抜けたカプセルのスピードを着陸地点上空でゼロにして、そこからワイヤで探査機を降ろすこと全てを自動でやったのです。
しかも、火星上空には地上を撮影できるリレー衛星2基を配置し、着陸から探査までサポートできるシステムとして完成させています。
アメリカの狙いは、こうした自動化技術の向上であり、人類を火星に送り込むために必要なシステムの構築であります。
つまり、有人宇宙船が行く前に、帰りの燃料や探査に必要な物資を火星に集積しておく必要があり、それを全て無人機でやっておこうということです。
アポロのように自前で持っていくわけにはいかないのは、火星まで片道半年以上かかるからでして、極地法のようにベースキャンプを予め設置する以外に方法はありません。
いわば、無人機はシェルパ役であり、そうした環境を整えた上で人類が火星上に立つというお話なんでしょう。
従って今回のは興味本位でなく、有人探査を前提とした非常に意味あるミッションだと思います。
posted by 泥酔論説委員 at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/285232791

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。