2011年06月29日

玄海原発、再稼働きょう要請 経産相、佐賀県知事を訪問

29日朝刊5面【経済2】
 運転停止中の九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働問題で、海江田万里経済産業相は29日に佐賀県を訪問する。岸本英雄玄海町長、古川康佐賀県知事と会談し、再稼働を直接要請する。東京電力福島第1原発の事故後、停止中の原発の再稼働を求めて経産相が立地自治体を訪れるのは初めて。玄海原発をめぐる政府と地元の交渉は詰めの段階に入った。岸本町長が来週にも九電幹部を町に呼び、再稼働への同意を伝える方向で調整していることも新たに判明した。同町長は既に、安全策の徹底などを条件に玄海原発の再稼働を容認する意向を示している。古川知事は賛否を明らかにしていない。経産相らは29日午前、まず玄海町を訪れ、岸本町長や町議会幹部、隣接する同県唐津市の坂井俊之市長らと会談。午後に佐賀県庁を訪問し、古川知事や県議会の石井秀夫議長と会談する予定。経産相は一連の会談で玄海原発について、政府の要請で停止した中部電力浜岡原発とは違って大規模地震の切迫性が少なく、再稼働に支障はないとの見解を改めて強調。夏の電力不足への懸念なども伝え、理解を求める考え。これに対し岸本町長は原発の安全対策に国が責任を持つことなどを要請するとみられる。

「こうした国家危機の解決を自治体に委ねるのは国としての責任放棄であり、であれば民主党政権が全国回って土下座してでも再開を『要請』しなくっちゃ収まりがつきませんよ」、と今月9日に書きましたが、同じころ当の菅首相は「脱原発」を掲げて総選挙するぞと党内を恫喝しているのですから呆れます。
やはり懸念したとおり、浜岡を無闇に停止した悪影響が出ていますが、その後始末を首相は経産相に押し付けているのです。
「大英断」と持ち上げられる場面はトップが発表し、頭を下げる尻拭いは部下にやらせる、こんな組織で働きたいとも思いませんし、モチベーションが上がるとも思いませんし、業績が上がることも期待できません。
しかし、これが国政の現実なんですね。

原発の安全対策に国が責任を持つと言うことは、事故があったら国も賠償責任を負うということです。
であれば、全国の原発は国が管理運営すればいいじゃないか、という議論も出てきましょう。
一つの見識ではありますが、これはこれで大きな問題も抱えていることだけを今日は指摘しておきます。
posted by 泥酔論説委員 at 09:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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