2015年12月15日

スター・ウォーズ 強み結集 ディズニーの革新+ルーカスの伝統

15日朝刊9面【グローバルBiz】
 米メディア大手ウォルト・ディズニーが18日、人気SF映画「スター・ウォーズ」の新作「フォースの覚醒」を公開する。2012年のルーカスフィルム買収から3年。周到に準備された10年ぶりの新作にはルーカスフィルムが培ってきた伝統と、革新的であり続けるディズニーの強さが凝縮されている。新技術、外部資源の活用、ファン対応。新作から見える3つの強さを探った。(略)

3つの強さとは、「新技術に投資 仮想現実を体験」、「外部のアイデア導入 無名VB、ロボ開発」、「愛好家を社員に ファン目線で魅力発信」ということだそうで、要するにディズニーのビジネスモデルである、マーチャンダイジングで儲けようということだと思います。
ジョージ・ルーカス監督自身は、一作目から作品の面白さで売ってきたわけで、そこにはテーマ深さと物語の広がりや特撮アイデアの豊富さ、それに登場人物の魅力という、映画本来の力を最大限に発揮させて観客を惹きつけようとしてきました。
これは、映画の王道です。
しかし、元来からキャラクターの商品化でビジネスしてきたディズニーにとっては、映画はキャラクターを創り、売るためのプラットフォームの一つに過ぎず、本番はマーチャンダイジングなんだよということでしょう。
確かに、「スター・ウォーズ」のような大作になると、興行収入だけは投資を回収できず、大規模なマーチャンダイジングを展開する必要に迫られます。
ディズニーにはそれをグローバル規模で実行できるノウハウとチャネルがあり、「スター・ウォーズ」はそれにピタリと嵌る作品だということです。
おそらく、各地のディズニーランドの「スター・ウォーズ」アトラクションである「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」を、2019年までリリースされる作品に併せてリニューアルしてくるのでしょうし、専門ショップやパレードやショー、そしてイベントに登場するのだと思います。
したがって、キャラクターもストーリーもディズニーのマーチャンダイジング戦略に沿って造形されていくのでしょう。
映画が映画だけで成立しているのでなく、マーチャンダイジングが資金面で欠かすことができず、それが可能なのはハリウッドしかないということでもあります。
969599999381959FE3E19AE3E58DE3E6E3E0E0E2E3E7949490E2E2E2-DSKKZO9512808014122015FFB000-PB1-3.jpg
posted by 泥酔論説委員 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。